Qastとは
Qastは、2016年設立のany株式会社が運営するナレッジプラットフォームです。ナレッジプラットフォームと聞いてピンとこない人もいるかもしれません。簡単に言うと、社内の情報を一箇所に集めて、情報にアクセスしやすくするサービスです。
Qastは日本のナレッジプラットフォームの中では、高機能なものの一つです。以下でその主要機能、そしてAI機能について見ていきましょう。
Qastの主要機能
基本的な社内Wiki作成機能
Qastは、社内Wikiの基本的な機能を備えており、ドキュメントの作成、編集、アクセス管理が可能です。これにより、社内のナレッジを効率的に整理し、共有することができます。
使いやすいシンプル操作・直感的
ユーザーインターフェースはシンプルで直感的に設計されており、特別なトレーニングを受けなくても誰でも簡単に操作できます。これにより、導入初期のハードルが低く、迅速に運用を開始することができます。
検索ヒットしやすい
Qastは、高度な検索機能を備えており、関連する情報を迅速に見つけ出すことができます。検索時に同義語や関連語を含めることで、ユーザーが意図した情報にたどり着きやすくなっています。
社内Q&Aで質問・回答を社内Wikiに蓄積
社内Q&A機能を通じて、社員が日常的に行う質問と回答を自動的に社内Wikiに蓄積します。これにより、質問が繰り返されることを防ぎ、ナレッジの一元化が進みます。
ナレッジの活用状況を分析
ナレッジの活用状況を可視化する機能も充実しています。どの社員がどれだけナレッジの構築に貢献しているか、どの情報がよく利用されているかなどを分析することで、ナレッジマネジメントの改善に役立てることができます。
AI機能
QastにはAI機能が組み込まれており、ナレッジの検索や自動タグ付け、関連情報の推薦など、情報管理をさらに効率化する機能が提供されています。
Slack・Teamsとの連携
QastはSlackやMicrosoft Teamsといったコラボレーションツールとシームレスに連携します。これにより、日常的に使用しているツールから直接ナレッジにアクセスでき、業務効率が向上します。
QastのAI機能:Qast AIでは何ができる?
QastにはQast AIというAI機能がついていて、投稿の要約を自動生成したり、質問文を自動生成できたりします。
もっとAI機能を活用した社内Wiki・社内ナレッジ管理ツールをお探しの方には、Kipwiseのようなツールがおすすめかもしれません。
Kipwiseでは、蓄積された社内ナレッジに基づいて、チームメンバーがSlackで質問をポストすると、生成AIが自動的に答えを回答してくれます。質問に答える煩わしさが減るだけではなく、Kipwiseが社内Wikiと共に回答を提供することで、質問した側も、社内Wikiで検索することを思い出すメリットがあります。
さらに、ChromeやSafariの拡張機能を使うと、例えばGmailでクライアントからの質問に返信するときに、KipwiseのAI機能が自動で社内Wikiの知識に基づいて回答をサジェストしてくれます。
よりパワフルなAI機能を持つ社内Wikiツールをお探しの方には、Kipwiseも検討してみるといいですね。14日間の無料トライアルで使い心地を確かめることができます。より詳しい使い方は、Kipwiseの使い方を参考にしてください。
Qastの料金体系
Qastの料金体系は、公式ホームページ上では公開されていません。Qastへの問い合わせが必要です。
Qastを他の社内ナレッジ管理ツールと比較
以下で、QastをKipwiseと比較しました。主な違いをまとめると、
- QastはTeamsと連携ができる
- Qastの横断検索は、Qastにストックされたファイルにしか適応されない。Google driveなどに保存されたファイルも一括で検索できるKipwiseの方がよりパワフル
- Qastは同時編集できない
- 他のツールとの連携は、Kipwiseの方がおすすめ。Chrome、Safari、Google Driveなど主要なツールと連携できる
- Qastにはコンテンツレビュー機能はない
- Qastは匿名で質問ができる
QastもKipwiseも無料トライアルがあるので、ぜひ試してみるといいですね。
Kipwise:エストニア発!Slackを使う会社におすすめ社内Wikiツール
Kipwiseはエストニア発の社内ナレッジ管理ツール・社内Wikiツールで、直感的な操作で誰でも簡単に読みやすい社内Wikiが作成できます。複数人で同時編集することができ、Google DriveのファイルやPDFファイルなどをドキュメント内に埋め込むことも可能です。
Kipwiseの主な特徴
- 強力な横断検索機能:Google Driveなど外部ツールの内容も含めた包括的な検索が可能です。
- 高度なAI機能:最新のAI技術を活用し、ナレッジの整理や生成をサポートします。
- Slackとのスムーズな連携:Slackを離れずに社内Wikiを検索、追加、編集
- 豊富な連携オプション:Chrome拡張機能やSlackとの高度な連携など、多様なツールとのシームレスな統合が可能です。
- グローバル対応:多言語サポートにより、国際的なチームでの利用に適しています。
- 柔軟な価格設定:1,100円/ユーザー(最低10人)からと、透明性の高い料金体系を提供しています。
- 同時編集機能:複数のユーザーが同時に文書を編集できる機能を備えています。
- レビュー機能:ナレッジの品質管理を支援する機能が組み込まれています。
- 新入社員研修用のリーディングリスト:新入社員のオンボーディングをサポートする機能も提供しています。
Kipwiseの最大の特徴は、Slackとのスムーズな連携です。Slackを離れずに社内Wikiを検索、追加、編集することができます。さらに、Google DriveとKipwiseを連携させれば、Slack内でKipwiseのファイルだけではなく、Google Driveに入っているファイルも一括検索できます。
「社内Wikiツールを導入したものの、社員が使ってくれない」というのは、社内Wikiツール利用企業によく聞かれる声です。Kipwiseはこの問題を解決するために、例えば誰かが社内Wikiを検索せずにSlackで質問した場合、「Answer with Kipwise」という機能を使って、Kipwiseの社内Wikiのリンクと共に返信することができます。また、Slackのショートカットコマンド(/kipwise 検索キーワード)でSlackを離れることなく、素早く検索することができます。こうした機能で、どんどん「まずはKipwiseで検索してみよう」という習慣が根付くことでしょう。
さらに、KipwiseのAI機能を使えば、誰かの質問に対してメンバーが検索して答える必要もなくなります。Kipwiseが社内Wikiの情報をもとに自動で回答を生成してくれるからです。
14日間の無料トライアルでぜひ使い心地を試してみてください。クレジットカード情報などの入力なしで使うことができます。
まとめ
QastとKipwiseはどちらも強力な知識管理ツールですが、それぞれに特徴があります。Qastは日本企業向けにカスタマイズされており、Teams連携や匿名質問機能が魅力です。一方、Kipwiseはエストニア発のツールとして、より広範な連携オプションと高度なAI機能を提供し、グローバルな視点と日本市場のニーズを融合させています。
両ツールとも無料デモを提供しているので、実際に試してみることをおすすめします。組織のニーズや既存のワークフローに最も適したツールを選択することが重要ですね。