社内FAQとは?
社内FAQは、従業員の知識を集約し、効果的に管理・共有するための中央ハブとして機能します。これにより、従業員は業務を遂行するために必要な情報にすばやくアクセスでき、生産性を向上させることができます。業務に関連する質問や手順が一か所にまとめられているため、日々の業務がよりスムーズに進行します。
一般的な顧客向けナレッジベースとは異なり、社内FAQは社内メンバーのみが利用するため、組織内の情報を効率的に管理し、共有することが目的です。柔軟なアクセス管理機能を活用することで、重要な情報が外部に漏れることなく、特定のメンバーだけが必要なドキュメントにアクセスできる仕組みが整います。例えば、HRチーム以外の従業員には機密情報を非公開にしつつ、全社的なアナウンスは全員が閲覧できるように設定することが可能です。
社内FAQの活用により、従業員は必要な情報を自分で探し、業務効率を大幅に向上させることができます。
社内FAQに含めるべき内容
社内FAQには、以下のような資料を含めることができます:
- 会社情報:年次報告書、組織図、連絡先リスト
- 人事資料:従業員ハンドブック、評価フォーム
- トレーニング資料:オンボーディング資料、安全衛生トレーニング
- 営業資料:ケーススタディ、セールスシート、最新の売上データ
- 業務文書:プロセス文書、SOP、チェックリスト
- マーケティング資料:編集カレンダー、SNSテンプレート
- メディア関連:プレスリリース、プレス用画像
- デザイン資料:デザインガイドライン、カラーパレット
- 法的文書:契約書、ポリシー、規制文書
- カスタマーサポート:FAQ、コールスクリプト、メールテンプレート
これらの項目を整理し、従業員が簡単にアクセスできるようにすることで、業務の効率化を図ることができます。
社内FAQがもたらす効果
社内FAQの活用によって、業務の効率や従業員のパフォーマンスが大幅に向上します。以下は、導入による主なメリットです。
1. 情報探しの時間を短縮して、生産性を向上
多くの従業員は、業務に必要な情報を探すために無駄な時間を費やしています。これが業務の停滞や生産性の低下を招く原因となります。社内FAQを導入すれば、必要な情報にすぐアクセスできるため、業務効率が飛躍的に向上し、時間の無駄を大幅に削減できます。
2. 円滑な情報共有とチーム間のコラボレーション
従来のメールでのやりとりは、情報の行き違いやコミュニケーションの遅れを引き起こしがちです。しかし、社内FAQを使えば、リアルタイムで情報を共有でき、同時に複数のメンバーと共同作業が可能になります。これにより、ドキュメントの編集やフィードバックがスムーズに行え、プロジェクトの進行も加速します。
3. 最新情報へのアクセスでミスを防ぐ
文書の古いバージョンを使って作業した結果、ミスが生じることはよくあります。社内FAQにはバージョン管理機能があり、最新の文書が常に確認できるため、誤った情報の使用を未然に防げます。また、過去のバージョンにも簡単にアクセスでき、比較や修正が容易です。
4. カスタマーサポートの迅速化
多くの顧客は、サポートの際に即時対応を求めています。社内FAQを活用することで、サポート担当者が必要な情報を瞬時に引き出せるようになり、顧客に対する対応スピードが格段に向上します。これにより、顧客満足度も自然と高まります。
5. 安全な情報管理とアクセス制限
重要な情報の漏洩や不正アクセスを防ぐためには、情報へのアクセスを厳格に管理する必要があります。社内FAQでは、特定の従業員だけがアクセスできるよう設定できるため、会社の機密情報がしっかりと保護されます。例えば、HRチームのみが人事関連情報にアクセスできるようにするなど、柔軟な管理が可能です。
6. オンボーディングと教育の強化
新入社員が早く業務に慣れるためには、わかりやすいトレーニング資料が欠かせません。社内FAQを使ってオンボーディング資料を一元化すれば、新しい従業員が必要な情報にすぐアクセスでき、教育プロセスを効率的に進めることができます。
7. 場所を問わない柔軟な働き方のサポート
リモートワークや外出先での作業が増える中、クラウド上に情報を集約することで、どこからでも必要な資料にアクセスできる環境を整えることが重要です。これにより、急な休暇や外的な要因での遅延を最小限に抑え、柔軟な働き方をサポートします。
8. 貴重な知識の蓄積と継承
従業員が退職すると、彼らの持つ知識が失われるリスクがあります。社内FAQを利用すれば、業務上のノウハウを継続的に蓄積し、組織全体で共有することができます。これにより、個々の知識が組織の財産となり、知識の喪失を防げます。
9. 知識の共有と学習文化の促進
社内FAQを導入することで、単なる情報管理だけでなく、組織内での知識共有が活発になります。従業員同士が互いに学び合い、知識を共有することで、組織全体の成長を促進し、より強固な学習文化を育むことができるのです。
社内FAQを上手に活用することで、組織のあらゆる面で業務効率が向上し、従業員の働きやすさが向上します。
簡単8ステップ!成功する社内FAQの作り方。
社内FAQを導入するのは大きなプロジェクトに感じるかもしれませんが、シンプルなステップに分けることで、誰でも取り組みやすくなります。以下のステップで、すぐに始められる社内FAQの作り方を紹介します。
1. 解決したい問題を明確にする
まず、社内FAQの目的を定めましょう。よくある質問や業務上の課題をリストアップし、それに基づいてFAQを作成します。すべてを完璧にしようとするのではなく、最も重要な質問から始めるとスムーズです。
2. 担当者を決める
全員にコンテンツを作成させるのは手間がかかります。小規模なチーム、もしくは1人でも、誰かがFAQの管理を担当するように設定しましょう。その人がFAQの基礎を作り、他のメンバーの協力を得て更新します。
3. カテゴリを大まかに決める
情報を整理するためのカテゴリをいくつか設定しましょう。例として「人事関連」「営業資料」「ITサポート」などの大まかな分類を作ります。細かすぎる分類は避け、簡単に情報を見つけられる程度で大丈夫です。
4. 既存の資料を集める
すでに持っている資料やマニュアルを再利用しましょう。まずは手元にあるファイルやドキュメントを集め、それらをFAQに組み込んでいきます。特に、よく質問される内容や定期的に使われる情報を優先的に追加します。
5. コンテンツをシンプルに書く
長すぎる説明は避け、簡潔でわかりやすい回答を心がけます。トーンやスタイルを統一するために、簡単なガイドラインを用意しておくと、後々の更新が楽になります。
6. アップロードと整理
作成したコンテンツや既存の資料を適切なカテゴリにアップロードしましょう。この時点で全てが揃っている必要はありません。まずは必要最低限の情報をまとめ、徐々に追加していく方が効率的です。
7. 従業員に活用を促す
従業員が社内FAQを使い始めるよう、積極的に告知します。また、必要に応じて他のメンバーにも簡単な質問を追加させるなど、協力を促しましょう。
8. 定期的に更新する
社内FAQは一度作成したら終わりではありません。定期的に内容を見直し、古くなった情報を更新するようにします。新しい質問が出たら、その都度FAQに追加していきましょう。
Kipwise:Slackと一緒に使える!社内FAQツール
Kipwiseは、チームの知識を一元管理し、社内FAQやナレッジベースを効率的に作成・共有できるツールです。Slackと連携して使えるため、チャットを離れることなくFAQの作成・編集・検索が可能です。さらに、AIがチームメンバーの質問に基づき、自動的に回答を提案する機能も備えているので、知識の共有がより簡単になります。
以下の/コマンドで、Slackを離れずにKipwiseが使えます。
- /kipwise create - 新しいページを作成
- /kipwise [キーワード] - 検索
- /kipwise ask - 質問を作成
- /kipwise sign-in - KipwiseのWebポータルにアクセス
さらに、AI搭載の自動回答機能によって、チームメンバーがSlackに投稿した質問に社内の知識に基づいてKipwiseが答えてくれます。
こんな人におすすめ: 社内のノウハウを一元管理したい全てのチーム
価格: 14日間の無料トライアル有り、有料プランは月額1,100円/ユーザー〜
今すぐKipwiseを無料で試して、社内FAQを簡単に作成しましょう。カード情報は要りません。
まとめ
社内FAQは、従業員の知識を効率的に集約・共有し、業務の生産性を大幅に向上させるための強力なツールです。よくある質問や手順が一元管理されることで、従業員は必要な情報に迅速にアクセスでき、業務が円滑に進行します。また、情報の管理やアクセス制限が可能なため、セキュリティの確保と柔軟な情報共有が実現します。
社内FAQを導入することで、情報探しの時間を削減し、チームのコラボレーションを促進、さらに新入社員のオンボーディングやリモートワークのサポートにも役立ちます。Kipwiseを利用すれば、Slackと連携した直感的な操作で社内FAQを簡単に作成・管理でき、チーム全体のナレッジ共有をスムーズに進めることができます。導入ステップはシンプルなので、少しずつ社内FAQを整備し、日々の業務改善に役立てましょう。