近年では、様々なFAQツールが登場していて、新しく導入を考えている人はどれを選べば良いのか迷ってしまうこともあるでしょう。FAQシステムを取り入れる場合は、価格だけでなく、機能やメリットなどを総合的に比較することが重要です。
この記事では、おすすめのFAQシステムを紹介。人気FAQツールの料金からAI(人工知能)などの機能、そして気になる評判までを比較していきます。
乗り換えや新規導入を検討している方は、ぜひ比較してみて、貴社のニーズに最適なFAQシステムを選ぶ際の参考にしてみてください。
FAQシステム(FAQツール)とは
FAQとはFrequently Asked Questionsの略で、日本語では「よくある質問」と呼ばれることがあります。商品やサービスに関して、ユーザーから頻繁に問い合わせがある内容について、質問と答えを体系的にまとめたFAQページを公開している企業も多くなっています。
問い合わせ内容や商品・サービスに関するナレッジを集約し、FAQページを構築するためのツールがFAQシステムです。FAQシステムを使うと、ユーザーや消費者など社外向けだけでなく、社内で知識や情報を共有する社内FAQも作成することができます。
FAQシステムの主な機能・あると便利な機能
ここでは、一般的なFAQシステムの主な機能と、またオプションとしてあったら便利な機能をまとめました。
FAQシステムの主な機能
一般的なFAQツールには、次のような機能が備わっていることがほとんどです。
- コンテンツ作成とエディター:よくある質問に対しての回答ページを作成します。テンプレートを使って作業を効率化したり、カテゴリごとに階層化したりすることができます。
- 効果的な検索エンジン:利用者が必要な情報を効率的に見つけられるよう、検索キーワードを設定したり、最も閲覧数が多いものをランキング形式で表示させたりすることができます。
- 分析:頻繁に検索されてるキーワードや質問を分析して、統計を表示します。どんな回答が分かりやすいのかを知ることで、より効果的なFAQの作成に役立ちます。
- アクセス権限:特に社内FAQに便利な機能。機密性のレベルに応じて、特定のFAQを閲覧できる人を制限したり、編集ができる担当者を設定したりすることができます。
FAQシステムにあると便利な機能
次の機能は全てのFAQツールに備わっているわけではありませんが、あると仕事の効率化が期待できる便利な機能です。ニーズに応じて、検討してみましょう。
- 生成AI機能:AIを使ってコンテンツの作成や、内容の要約、複数言語への翻訳な度を行うことで、FAQの構築作業をスムーズに行えます。
- 他ツールとの統合・連携:SlackやSalesforce、またはコールセンターCRMなど他のツールと統合できるFAQツールを使えば、作業効率を改善できます。自社で利用しているツールと連携できるFAQシステムを選ぶのがおすすめです。
- 社内向け・社外向けFAQを一元管理:社内FAQと顧客に向けた社外FAQを同時に作成・管理することで、情報を一括して管理できるため便利です。
これらの機能が全て備わった万能FAQシステムをお探しなら、Kipwiseがおすすめ!生成AI、他ツールとの統合、全FAQの一元管理など、業務効率化を応援する最新機能が満載です。
FAQシステム導入のメリット
近年では、ほとんどの企業やサービスがFAQシステムを利用しています。FAQシステムを導入するにはどのようなメリットがあるのでしょうか?いくつか見ていきましょう。
自己解決力と顧客満足度の向上
これまで、商品やサービスに関して不明な点があれば、ユーザーは担当者に電話やメールなどで問い合わせることが一般的でした。しかし、これでは知りたい情報が即座に手に入らないことが多く、ユーザーの離脱につながってしまうこともあります。
また、最近では担当者に直接コンタクトするよりも、自分で解決することを好むユーザーが多いというデータもあります。
よくある質問と答えをまとめたFAQサイトを提供することで、スムーズな自己解決を促進でき、顧客満足度の向上やサービスの継続利用、解約の防止が期待できます。
業務負担の軽減
FAQシステムを導入することで、よくある質問への対応が自動化され、サポートスタッフが個別対応する必要が減るため、業務負担の軽減が見込めます。問い合わせ件数が減ることで、カスタマーサポートに配置する人員を削減し、コストの節約にも繋がります。
頻繁に寄せられる質問の解決はFAQに任せることで、オペレーターは本当にサポートの必要がある問い合わせに注力することができ、顧客対応を効率化できるでしょう。
担当者の問題解決力を改善
FAQをサポートスタッフの支援システムとして利用することで、経験やスキルに関わらず対応の品質を高めることができるでしょう。回答のスピードも上がり、問い合わせ1件当たりの対応時間を短縮する効果も期待できます。
また、社内でもFAQはナレッジベースとして活用することができ、担当者がスムーズに必要な情報を探すことができるようになります。スタッフのトレーニングやメンバー間のコレボレーションを効率化することもできるかもしれません。
SEO効果のアップ
疑問があるユーザーは、その答えをGoogleなどで検索することがよくあります。そのため、FAQページを作成するとSEO効果も期待できます。
FAQシステムの分析機能やAIが提案するキーワードなどを活用することで、SEO対策をしっかり施したページを作成することができるでしょう。
FAQシステムの価格
一般的なFAQシステムの価格は、機能や規模、提供されるサポート内容によって大きく異なります。また、ユーザーの人数ごとに価格が変動したり、初期費用がかかったりするものもあり、さらには価格が公表されていないものもあります。
以下のような価格帯が一般的ですが、具体的な料金については各サービスに問い合わせるようにしましょう。
- 小規模ビジネス向けのシンプルなFAQシステム: ユーザー1人あたり月額1,000円から5,000円程度。基本的なFAQ機能が含まれているプランが多く、利用人数が限られている場合が多いです。
- 中規模ビジネス向けのFAQシステム: 月額5,000円から2万円程度。追加機能として、カスタマイズオプションや高度な分析ツール、複数ユーザーのサポートが含まれることが多いです。
- 大規模ビジネスやエンタープライズ向けのFAQシステム: 月額2万円から10万円以上。高いカスタマイズ性、API統合、マルチチャネルサポート、エンタープライズレベルのセキュリティ機能が備わっており、大規模なチームや複雑な業務に対応できるソリューションです。
また、FAQシステムには無料プランやトライアル期間を提供しているものもありますが、機能が制限されていることが一般的です。企業のニーズに応じて、適切なプランを選ぶことが重要です。
おすすめFAQシステム10選を比較!
それではここから、おすすめのFAQシステムを10つ紹介します。それぞれの機能や価格などを比較しているので、ぜひ選ぶ際の参考にしてみてください!
1. Kipwise
Kipwiseはスタートアップ大国であるエストニア発のナレッジベースです。社内でナレッジを共有する社内Wikiに加え、FAQシステムを構築する際にもKipwiseが使えます。
Kipwiseでは、FAQツールにあると便利な機能のほとんどが利用可能。高機能な割には価格が安いため、小規模なビジネスでも始めやすいのが特徴です。例えば、次のような機能が備わっています。
Kipwiseの特徴
- 生成AI機能搭載: 蓄積された会社の知識に基づいて、質問に対する回答をAIが自動で作成します。
- スムーズなSlack連携: Slackからページの追加、編集を直接行えます。
- KipwiseQ&A機能: Slack上で質問を割り当てると、その質問と回答は自動的にKipwiseに保存されます。
- 簡単な操作: ノーコードで誰でも簡単にページが作成できます。
- 高機能エディター: 動画や画像、GoogleDriveファイルなど埋め込んだ高機能なFAQページを作成できます。
- 社内FAQも一元管理: 閲覧権限を簡単に調整し、同じダッシュボードから社内・社外向けFAQを作成できます。そのため、社内ノウハウがまとめて管理できます。
- レビュー機能: コンテンツの正確性を担保するために、レビュアーを設定できます。
- コンテンツ更新リマインダ: 3ヶ月、6ヶ月、1年が経ったら、FAQの更新をするようにリマインド設定ができます。
- 高度な検索: Google Driveなど既存のツールと繋げることで、全てのファイルを横断して検索することができます。特に社内向けFAQの場合に便利な機能です。
Kipwiseの価格
プラン |
月額料金 |
初期費用 |
FAQサイト構築 |
7,500円 |
無料 |
社内Wiki・マニュアルも作成 |
要問い合わせ |
無料 |
Kipwiseはまずは14日間無料トライアルでお試しすることが可能。その後は、毎月7,500円と格安で利用できます。
2. Helpfeel
Helpfeel(ヘルプフィール)は、日本の起業家である洛西一周によって設立された会社です。2007年にシリコンバレーで誕生し、2022年の現在のナレッジ共有サービスを提供する形になりました。
Helpfeelは日本の会社であるため、日本のカスタマーのニーズに合わせたサービスが利用できるというメリットがあります。また、Helpfeel導入企業の約30%は海外のビジネスであるため、グローバルなニーズにも対応しています。
しかし、価格が公表されていないため、具体的に知りたい場合は問い合わせが必要です。
Helpfeelの特徴
- 高度な検索:問い合わせしたい内容を入力された単語から予測して提案します。特許を取得した独自の検索技術で検索ヒット率98%を実現。
- FAQのドラフト生成機能:強力なAIを導入しているため、PDFやチャットの会話履歴、メールなどから自動的にFAQのドラフトを作成できます。
- 分析・レポート報告:検索行動=VOCと捉え、詳細なレポーティングにより顧客やユーザーのニーズを分析。回答への到達率や解決率などのKPIから改善サイクルを作り出し、検索性を高めていきます。
Helpfeelの価格
Helpfeelでは料金プランやそれぞれの月額料金などが公表されていません。気になる場合は、直接Helpfeelに問い合わせる必要があります。問い合わせは無料です。
3. Tayori
Tayoriはシンプルな操作性が特徴的なFAQ・Q&A作成ツール。プレスリリース情報の発信で有名なPR Timesによって開発され、ノーコードで誰でも手軽に利用できるFAQプラットフォームとして人気があります。
さらにFAQページだけでなく、お問い合わせフォームを作成し、連携することも可能です。チームで問い合わせに対応したり、問い合わせに対して自動でFAQを提案したりうることで、顧客満足度アップが見込めます。
Tayoriには4つの料金プランがあり、まずは無料プランからお試しすることができます。
Tayoriの特徴
- シンプルな操作:テンプレートを使ってノーコードで簡単にFAQや問い合わせフォームを作成可能。スムーズな初期設定と直感的な操作性ですぐに利用開始できます。
- FAQ作成機能:簡単にFAQページを作成・管理でき、顧客が自己解決できる環境を提供します。自社のデザインに合わせてカスタマイズも可能です。
- 問い合わせフォーム::Webサイトに埋め込める問い合わせフォームをカスタマイズ作成でき、顧客からの質問を効率的に受け取れます。FAQとの連携も充実。
- チャット機能:リアルタイムで顧客とコミュニケーションができるチャット機能により、迅速な対応が可能です。FAQのデータを利用したAIチャットボットも設定できます。
- アンケート機能:顧客満足度調査やフィードバック収集のためのアンケートを簡単に作成でき、顧客の意見を基にサービスを改善する手助けをします。結果は視覚的に分かりやすく提示され、分析も簡単です。
Tayoriの価格
Tayoriは無料で利用できる最もベーシックなフリープランから、11人以上のユーザーで機能を最大限にまで利用できるエンタープライズプランまで、4つの料金プランを提供。いずれもお手頃な価格設定です。
プラン |
月額料金 |
初期費用 |
フリープラン |
無料 |
無料 |
スタータープラン |
3,800円 |
無料 |
プロフェッショナルプラン |
9,400円 |
無料 |
エンタープライズプラン |
25,400円 |
50,000円 |
4. Zendesk
Zendeskは、カスタマーサポートの管理と業務効率化を目的とした包括的なプラットフォームです。FAQシステムにとどまらず、問い合わせのチケット管理システム、チャット、電話、CTI(コンピュータ電話統合)など、様々なツールを利用できます。
さらに、Zendeskは生成AIを搭載しており、バーチャルエージェント、音声通話の自動要約、顧客の感情分析など、多岐にわたるAI機能を活用しています。DocomoやUberなど、世界中で10万以上の企業が利用する人気のサービスです。
Zendeskは多機能であるため、他のサービスと比較してコストが高めに設定されています。シンプルなFAQシステムだけを求めるユーザーには、最適な選択ではないかもしれません。
Zendeskの特徴
- チケット管理システム:メール、チャット、ソーシャルメディアなど、さまざまなチャネルからの顧客の問い合わせをチケット吉敷で一元管理し、効率的な対応を実現します。
- マルチチャネルサポート:メール、チャット、音声、SNSなど、複数のチャネルで顧客とコミュニケーションを取ることができます。
- カスタマーの自己解決をサポート:FAQやハウツー記事、コミュニティフォーラムなどを通じてセルフサービスのポータルを作成し、カスタマーが疑問や不安を自己解決できる環境を提供します。
- AIを活用した自動化:学習AIや問い合わせの自動分析機能などを活用して、ルーチン作業を自動化し、カスタマーサポート業務の効率を向上させます。
- 分析とレポート機能:パフォーマンスや顧客満足度を追跡するためのダッシュボードやレポートツールを備えています。
- 統合機能:AsanaやSlackなどのアプリやツールとの統合が可能。業務ツールと連携して社内外のコラボレーションを容易にします。
Zendeskの価格
Zendeskは、ビジネスの規模やニーズに応じて、以下のような料金プランを提供しています。また、無料トライアルも可能です。
Basicプランはメールでの問い合わせ管理に最適なチケット管理システム。様々な機能をアドオンで付け足すこともできます。対してSuiteプランでは様々なチャネルからの問い合わせを一元管理。 FAQの作成やAIを搭載した包括的なソリューションを提供します。
プラン |
月額料金/ユーザー |
初期費用 |
Basicプラン |
19ドル〜 |
無料 |
Suiteプラン |
55ドル〜 |
無料 |
5. PKSHA FAQ
PKSHA FAQは、日本国内シェアNo.1のFAQシステムです。顧客とサポートスタッフ双方のストレスを軽減することを目標とし、自己解決力アップと問い合わせの削減が期待できる効果的なFAQページを作成することができます。
PKSHA FAQは日本語検索に強い独自の「言語理解エンジン」を搭載するなど、様々なテクノロジーの力で顧客の自己解決をサポート。検索ヒット率や解決率を分かりやすくまとめ、優先的に改善すべきFAQを提示するフィット&ギャップ分析機能や、FAQページのSEO対策用の設定も充実しています。
さらに、AIチャットボットのPKSHA Chatbotと連携することもでき、カスタマーサポート業務をより効率化することも可能。個別説明会や学習セミナーなども充実し、導入や運用に関して手厚いサポートが受けられるのも魅力です。
PKSHA FAQの特徴
- 日本でのシェアNo.1
- 運用サポートが手厚い:基礎実習からトレーニング、個別相談室の定期開催やセミナーを数多く実施。導入時の支援はもちろん、運用に関しても手厚いサポートが受けられます。
- チャットボットと連携:PKSHA Chatbotはカスタマーサポートや社内問い合わせを自動化するためのAIチャットボット。簡単に利用でき、FAQと連携することで24時間365日のカスタマーサポート体制を構築できます。
- 充実のSEO対策:SEO対策用のメタタグ、Hiddenでのキーワード設定にも対応し、Googleなどの検索エンジンでFAQがヒットすることが狙えます。
PKSHA FAQの価格
PKSHA FAQでは料金プランやそれぞれの月額料金などが公表されていないため、直接問い合わせる必要があります。
6. アルファスコープ
アルファスコープは1つのツールで社内外のナレッジを集約・運用できるFAQシステム。スムーズな問題解決のカギとなる「ナレッジの精度」を向上させることに重点を置いています。社内向け、社外ユーザー向けのFAQに加えてコールセンター向けFAQを導入しているのが特徴です。
多彩な検索機能に加え、一問一答形式だけではなく検索者の状況に合わせて適切な回答を表示するトラブルシューティング(分岐型FAQ)にも対応。豊富な管理・分析機能を活用して、ナレッジの最適化を図ることができるはずです。
価格は非公表なので問い合わせる必要がありますが、導入時のサポートやトレーニング、操作研修などが充実しているため、FAQシステムを使ったことがない人でも安心です。
アルファスコープの特徴
- ユーザー向け・CS向けFAQを一元管理:ユーザー向けのFAQとオペレーター向けのFAQを統合して管理できます。カスタマーサポートの負担を軽減し、対応品質の均一化をはかります。
- 豊富な分析機能:15種類の分析機能が搭載されており、FAQの閲覧傾向や検索動向を把握し、必要な情報の更新や改善を行うことでFAQの品質向上が可能です。
- オペレーター専用のFAQシステム:顧客対応を行うCS担当者が迅速に対応できるよう、使いやすさとスピードを重視した専用FAQを構築。豊富なカスタマイズ機能で、応対業務を効率化し、対応品質を向上します。
- 手厚い導入サポート:導入前のトレーニング、電話やWeb通話でのサポート、そして活用支援など、導入から運用まで徹底的な支援が受けられます。
アルファスコープの価格
アルファスコープには3つの料金プランがありますが、具体的な価格は公表されていません。実際に問い合わせて見積もりしてもらいましょう。また、オプションで様々な機能を追加することもできます。
プラン |
月額料金 |
初期費用 |
ユーザー向けFAQ |
要問い合わせ |
要問い合わせ |
ユーザー向けFAQ+チャットボット |
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オペレーター向けFAQ |
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※ユーザー向け・オペレーター向けFAQの両方を導入する場合、合算した月額費用より5万円引きで利用できます。また初期費用はどちらか上位プラン分のみかかります。
7. ナレッジリング
ナレッジリングは株式会社CBITが2012年より提供するクラウド型のFAQシステムです。導入費用は業界最安クラスを謳っており、簡単に使えてコストパフォーマンスが良いFAQツールを探しているビジネスに最適です。
機能はシンプルながらも、ベーシックなFAQツールは完備。ファイル内検索や「知識ランキング」などの機能で、必要な情報がすぐに見つかる環境を整えます。社内・社外FAQに加えて、コールセンターFAQやマニュアル管理などにも応用できます。
操作が簡単で、ワードやエクセルを使う感覚で誰でも手軽に利用できるのもポイント。30日間の無料体験でお試ししてから申し込みが可能です。
ナレッジリングの特徴
- 低価格での導入プラン:30日間の無料体験プランのあとは、1ユーザー120円〜の業界最安値で導入可能です。
- 高度な検索機能:強力な検索エンジンで、文書内のキーワードやファイル(Word、Excel、PDFなど)内の情報まで検索。必要な情報を迅速に見つけられます。
- カスタマイズ性と導入支援:ニーズに合わせたカスタマイズが可能で、導入時には詳細なサポートを提供。例えば、情報の分類方法や運用方法に関するコンサルティングが受けられます。
- FAQを超えたナレッジベース:FAQで回答が見つからない場合に質問を投稿できるコミュニティ機能や、重要なメッセージやアップデートを丈夫に表示させるお知らせ機能など、ナレッジ共有のための体制が充実。
ナレッジリングの価格
ナレッジリングは最初の30日間無料で利用可能。その後はプランに応じて料金が変動します。ユーザー1人あたりの価格がお手頃なベーシック・アドバンスプランもありますが、初期費用と月額料金が別途でかかるので注意しましょう。
プラン |
月額料金 |
ユーザー数料金 |
初期費用 |
ベーシックプラン |
9,800円 |
120円×ユーザー数 |
98,000円 |
アドバンスプラン |
20,000円 |
150円×ユーザー数 |
120,000円 |
エンタープライズプラン |
50,000円~ |
- |
150,000円~ |
公開FAQプラン |
50,000円~ |
- |
150,000円~ |
8. SyncAnswer
SyncAnswerは、コンタクトセンターに電話やメールで寄せられる問い合わせ内容を、FAQページとして簡単に作成できるクラウドサービスです。
FAQを充実させることで、コンタクトセンターの負担を減らし応答率を改善するだけでなく、アクセス分析によりFAQの利用状況を可視化することも可能。カスタマーの声やニーズを理解し、CS部門から収益アップにつなげていくことも期待できます。
SyncThought提供のこのツールは、企業のニーズに合わせた柔軟なカスタマイズが可能で、ユーザーインターフェースや機能の調整が簡単に行えることが特徴です。FAQに特化した専門ツールなので、よりシンプルなツールをお探しの方に最適です。
SyncAnswerの特徴
- 簡単にFAQ作成:ブログ感覚で誰でも手軽にFAQページを作成。承認フローや公開日時の設定といったFAQ管理の効率化に便利な機能も利用できます。
- FAQの利用状況分析:アクセス管理機能では、公開したFAQコンテンツがどれくらい見られたかや、その状況(PV数、訪問者数、検索数)などを確認できます。
- マルチデバイス対応:PCだけでなくスマホでも見やすいFAQページを作成できます。
- サイト内検索サービスとの連携:サイト内検索サービスSyncSearchと連動することによって、検索結果と対応するFAQを同時に表示させることができます。
SyncAnswerの価格
SyncAnswerはまず無料トライアルとデモサイトでお試しすることが可能。その後は見積もりの上、次のような基本料金で利用できます。
項目 |
初期導入費 |
月額費用 |
サイト数 |
ユーザー数 |
PV |
エントリー |
250,000円 |
50,000円 |
1サイト |
3名まで |
3万PVまで |
スタンダード |
500,000円 |
100,000円 |
3サイト |
10名まで |
10万PVまで |
プロフェッショナル |
800,000円 |
200,000円 |
5サイト |
50名まで |
100万PVまで |
9. sAI Search
sAI Searchは名前の通り、AI機能に重点を置いたFAQシステムです。ユーザーが検索を行う前にAIが疑問を予測して先回りし、最適な回答を提案。複雑な検索作業を省き、簡単に求める情報にアクセスできます。
株式会社サイシードが独自に開発したAIを搭載し、既存のFAQデータをアップロードするだけで導入その日から利用開始することができます。さらに、画像検索や関連タグからの検索、回答の分岐機能などにより、誰でも簡単に求める回答にたどり着けるようにサポートしています。
sAI Searchの価格は公表されていませんが、初期費用と月額費用がかかります。具体的なプランや価格は問い合あせて見積もりしてもらいましょう。
sAI Searchの特徴
- 自社開発AI搭載:ユーザーはAIが提示するタグを直感的に選択することで、関連するFAQが絞り込まれ、目的の回答に簡単にたどり着けます。
- 多様な表示形式:ウィンドウ型、ページ型、社内FAQなど様々なタイプのFAQを提供。用途に応じてカスタマイズが可能です。
- 導入が簡単:FAQデータをアップロードするだけで即日利用が開始できます。また、CSVによるFAQデータの一括管理も可能です。セミナーなども充実し、運用コンサルを受けることも可能です。
- 用途に合わせたFAQ:コールセンターのオペレーター向け・社内ヘルプデスク向け・サイト内検索向けなど、用途に合わせた様々なFAQツールを利用できます。
sAI Searchの価格
sAI Searchの利用料金は、初期費用と月額費用から構成されます。用途に応じていくつかのプランが用意されていますが、具体的な価格は公表されていないので、適宜問い合わせましょう。
プラン |
月額料金 |
初期費用 |
Starterプラン |
要問い合わせ |
要問い合わせ |
Standardプラン |
DXプラン |
10. i-ask
i-askは、スカラコミュニケーションズが提供するクラウド型のFAQ管理システムです。FAQコンテンツの作成、公開、利用分析を一元管理できるため、企業のサポート業務の効率化や顧客満足度の向上が期待できます。
FAQ内の検索や自動更新、複数ユーザーによる管理フロー、ユーザー動向分析など、FAQシステムの基本機能は全て揃っています。ChatGPTとの連携などのオプション機能も充実しているため、ニーズに合わせた柔軟なカスタマイズが可能です。
i-askの価格は、PV数ではなくFAQの登録数およびテンプレート数により決まります。しかし具体的な料金は公表されていません。
i-askの特徴
- 高度な検索機能:自然文検索やフリーワード検索に対応し、ユーザーが必要な情報を簡単に見つけられるように、絞り込み機能やサジェスト機能も備えています。
- シンプルな操作性:HTMLの知識がなくても、直感的なエディタ機能でFAQの作成や更新が容易です。また、マルチデバイスに対応したレスポンシブデザインが採用されています。
- ターゲットごとのFAQ作成:外部向け、会員向け、社内向けなど、ターゲットに合わせてそれぞれFAQページを作成できます。アクセス権限設定も柔軟です。
- 統計データの分析:FAQコンテンツの閲覧数や検索キーワードを分析し、ユーザーニーズを把握することが可能。これにより、継続的なコンテンツ改善が行えます。
i-askの価格
i-askではFAQの登録数や利用するテンプレートなどによって価格が変動します。具体的な料金は非公表なため、問い合わせる必要があります。
自社に一番あったFAQシステムの選び方
自社に最適なFAQシステムを選ぶ際には、以下のポイントを考慮することが重要です。
生成AI機能の搭載
生成AIは今後不可欠になっていくツールです。日本での使用率は10%以下とまだ低いものの、中国やアメリカなどでは50%近くにものぼり、ますます必須となっていくことが予想されます。
Kipwiseなど、生成AI機能を標準搭載したFAQシステムを利用することがおすすめです。
他ツールとの連携
普段から利用している業務ツールと簡単に連携できるFAQシステムを選ぶことも重要です。SlackやTeams、Asanaなどと結合することで、シームレスにファイル検索や情報へのアクセス、新規FAQの作成などができるようになります。
使いやすさ
直感的に操作でき、FAQツールを使ったことがない人や、新入社員でもスムーズに使えるような製品を選びましょう。最近ではノーコードでWordやExcelを使う感覚で操作できるFAQシステムも増えています。
コストパフォーマンス
FAQツールのほとんどは月額利用料金が発生します。導入やトレーニングに時間がかかり、投資回収に時間がかかってしまうことを防ぐため、無料トライアルのあるサービスを選ぶことをおすすめします。
フレキシビリティ
社内向けと社外向けのFAQを一元管理できるか、チャットボットや問い合わせフォームなどと連携できるか、また自社のニーズに合わせてカスタマイズできるかなどを検討しましょう。フレキシブルに使え、企業の成長に応じて拡張できるサービスを見極めることが大切です。
SEO対策
ビジネスのSEO対策を強化したいなら、FAQは特に重要視したいところです。FAQツールを使ってキーワードやメタ設定などを行うことで、検索エンジンでヒットするFAQページを作ることができます。
セキュリティ
社内のナレッジやカスタマーからの問い合わせ内容など、機密情報を取り扱う場合は、セキュリティ対策にも着目しましょう。ユーザーごとにアクセス権限を設定できる機能を提供し、最新のコンプライアンス認証のもと規制に準拠したシステムを選ぶことが重要です。
FAQシステムに関するよくある質問
最後にFAQシステムについてよくある質問をまとめました。
オンプレミス、クラウド、オープンソースのFAQシステムとは?
- オンプレミス:企業が自社サーバーにインストールして運用するFAQシステム。セキュリティとカスタマイズ性が高いのが特徴です。
- クラウド:インターネット経由で提供されるFAQシステム。導入が容易で、スケーラビリティが高いことが特徴です。
- オープンソース:ソースコードが公開されているFAQシステム。自由にカスタマイズ可能で、通常は無料で利用できます。
FAQを自作することはできる?
FAQは自作することも可能です。シンプルなFAQ用ウェブページを作成するか、オープンソースのFAQソフトウェアを利用する手もあります。
しかし、分析機能や生成AIなどより多くの機能を利用したい場合は、自作するよりも、欲しい機能が揃ったFAQツールを使うのがおすすめです。
FAQシステムとチャットボットの違いは?
FAQシステムとは、ユーザーが自身の質問を検索し、その答えを自ら探すためのFAQページを構築するためのシステムです。
一方、チャットボットはAIがユーザーと対話形式でやり取りを行い、自動的に質問に答えるシステムです。チャットボットはFAQの内容に基づいて回答する場合もありますが、ユーザーとのやり取りにより、動的で柔軟な対応が可能です。
最近では、両者を統合して管理できるサービスやツールも登場しています。
まとめ
ここまで、おすすめのFAQシステム10選の比較と、FAQツールの選び方や機能などについて詳しく見てきました。
FAQシステムにはものがありますが、利用できる機能によって料金や期待できる効果などに違いがあります。自社のニーズをしっかりと把握したうえで、比較検討して最適なプロバイダを見極めることが重要です。
なかでも、生成AI(人工知能)を標準搭載し、広範囲にわたる機能をお得に利用できるKipwiseは、スタートアップから大企業まで様々なビジネスにおすすめ。他サービスからの乗り換えや拡張を検討している方も、ぜひKipwiseをまずは無料でお試しください。
ソース
- Helpfeel
- 会社情報 | 株式会社Helpfeel
- Tayori
- 無料から簡単に使えるお問い合わせ・メールフォーム作成ツール | Tayori
- 料金プラン | 無料から試せるカスタマーサポートツールTayori
- Zendesk
- Basicプランの料金体験 | Zendesk
- 料金プラン | Zendesk
- PKSHA AI SaaS
- PKSHA FAQ (旧: OKBIZ. for FAQ) | シェアNo.1 FAQシステム
- PKSHA Chatbot (旧: BEDORE(べドア) Conversation) | 国内シェアNo.1チャットボット
- アルファスコープ
- オペレーター向けFAQでの活用シーン | アルファスコープ
- プラン・料金 | アルファスコープ
- ナレッジリング
- 会社概要 - 株式会社CBIT(シービット)- ITコンサルティング・システム開発・運用保守 ・クラウドサービス
- ナレッジリングの3つの特徴|FAQシステムをいつでもどこでも簡単に!
- 料金プラン|無料・安価のクラウドFAQシステムならナレッジリング
- SyncAnswer
- 導入フロー¦SyncAnswer
- SyncAnswerの特徴¦SyncAnswer
- SyncAnswerの価格と機能¦SyncAnswer
- AI搭載FAQシステム『sAI Search』
- sAI Searchの利用料金
- sAI Searchの機能
- i-ask – 株式会社スカラコミュニケーションズ
- i-ask 公開機能
- i-ask 管理機能 – 株式会社スカラコミュニケーションズ
- i-ask オプション・カスタマイズ – 株式会社スカラコミュニケーションズ
- i-ask よくあるご質問 – 株式会社スカラコミュニケーションズ