Notion Slack連携ガイド

NotionとSlackの連携は2種類あります。Slackの会話をNotion AIで検索・要約したいなら「Slack AIコネクター」で、ビジネス以上のプランが必要です。Notionの更新をSlackに通知する、Slackのメッセージからページを作る、といった用途なら、従来のSlack連携で足ります。その場合、AIコネクターのためにプランを上げる理由はありません。この記事では前者の設定と、つまずきやすい点を説明します。
Notion×Slack連携は2種類ある
| 項目 | Slack AIコネクター | 従来のSlack連携 |
|---|---|---|
| できること | Slackの会話をNotion AIで検索・要約する。Notionエージェントが本人としてSlackに投稿・返信する | Notionの更新をSlackに通知する。Slackのメッセージからデータベースのページやタスクを作る。リンクを展開・プレビューする |
| 必要なプラン | ビジネス・エンタープライズ | 公式ヘルプで有料プラン限定とされているのは、Notionのボタンやオートメーションから送るSlack通知だけ |
Slackに流れた議論が見つからないのが悩みならAIコネクター、NotionとSlackの間を手で行き来しているのが悩みなら従来の連携です。
Slack AIコネクターでできること
設定すると、Notion AIが接続したSlackの会話を横断して探し、出典を添えて答えます。使える場所は、Notion右下のNotion AIチャット、ホーム上部のNotion AIウィジェット、サイドバーの検索の3つです。チャットとホームの検索対象トグル(「All sources」)で、Slackだけに絞ることもできます。
Slackアカウントも接続すると、Notionエージェントが本人としてSlackに投稿し、スレッドに返信し、リアクションを付けられます。投稿は、ボットではなく接続した本人の名前で出て、公式ヘルプによると取り消せません。Slackに送らせる文面は、先にNotion上で出させて確認してから送るのが安全です。
Notion AIのコネクターは、社内の複数ツールを横断して探すエンタープライズサーチの一部です。Notion AI全体の機能と料金は、Notion認定コンサルタントの解説にまとまっています。ほかの利用者による解説は、noteやAmebaブログにもあります。
設定手順
始める前に確認すること
- Notionのワークスペースがビジネスかエンタープライズのプランで、メンバーが2人以上いること。
- 接続する人が、Notionのワークスペースオーナーであり、Slackのワークスペースオーナーでもあること。Slackで外部アプリの接続を承認できない場合は、承認できる人への依頼が必要です。
- 設定はNotionから始めます。Slack側から始めても動きません。
接続の手順
- Notionの設定画面から「設定 → Notion AI」を選びます。
- 「Slack」の横の「+」を選びます。
- Slackの画面に移るので、接続するSlackワークスペースが合っているか確認します。設定が終わるまで、Notionは閉じないでください。
- Slackワークスペースのオーナーは、接続するチャンネルを選びます。すべてのパブリックチャンネルか、特定のパブリックチャンネルを選べます。今後作られるパブリックチャンネルを含める設定もあります。
- オーナーでない人は、接続のリクエストを送れます。Slackのオーナーなどに通知が届きます。
- 完了すると、Notion AIが選ばれたパブリックチャンネルに参加します。Slackのワークスペース設定によっては、参加を知らせるメッセージが各チャンネルに投稿されます。
おすすめは、最初からすべてのパブリックチャンネルを選ばず、質問が多い3〜5個のチャンネルで始めることです。接続すると過去1年分のメッセージが検索の対象になります。パブリックチャンネルはもともとメンバーなら誰でも読めますが、AIが要約や回答に出すようになると、埋もれていた古い投稿も目に触れます。何が出てくるかを見てから、設定の⚙️で対象を広げれば間に合います。
検索の対象になるもの、ならないもの
検索に出るのは、次のものです。
- 接続したパブリックチャンネルの、接続時点から過去1年分のメッセージ。最初の取り込みには最大36時間かかります。
- メンバーが自分で接続したプライベートチャンネルとDM。検索に出るのは、その本人に対してだけです。
出ないものは、次のとおりです。
- キャンバスとリストの中身。
- 外部ユーザーのいるチャンネル(Slack Connectの共有チャンネル)。ただし、下で説明する例外があります。
- NotionかSlackのゲストによる利用。ゲストはNotion AIを使えません。
新しいメッセージは最大3時間で検索に出ます。Slackでの編集と削除は、ほぼリアルタイムで反映されます。
Slack Connectを使っている会社は、「外部とのやり取りは対象外」と思い込まないでください。外部ユーザーのいるチャンネルは、事前の取り込みから除かれます。ただ、質問した瞬間に、Notion AIが質問者のSlackログインでリアルタイム検索します。そのため、質問者が参加しているSlack Connectチャンネルの内容が、回答に使われることがあります。今のところ、これを除外する方法はありません。取引先とのやり取りが混ざった回答を社内のページに貼る前に、出典のチャンネルを確認する運用を決めておくと安全です。
接続できない・検索に出てこないとき
接続できないときは、次の順に確認します。
- 設定をSlack側から始めていないか。Notionからやり直します。
- 接続した人が、NotionとSlackの両方でオーナーか。違う場合は、リクエストを送ってSlackのオーナーに承認してもらいます。
- Notionのワークスペースがビジネス以上で、メンバーが2人以上か。
- Slack Enterprise Gridの場合、接続先のSlackワークスペースを間違えていないか。
接続できたのに探している投稿が出てこないときは、AIの精度より先に、取り込みの条件を疑ってください。
- 接続から36時間、新しい投稿なら3時間たっているか。
- 投稿が1年より前のものではないか。
- プライベートチャンネルやDMなら、本人が自分の分を接続しているか。
- キャンバスやリストの中身ではないか。
- チャットの検索対象に、Slackが含まれているか。
向いている質問、向かない質問
公式ヘルプは、このコネクターを探して要約する用途に向けたものとしています。
- 向いている:期間やチャンネルを決めた要約。「今週の全社の動きを要約して」「私が不在の間に何があった?」「#チャンネル名の主な更新を教えて」のように聞きます。
- 向いている:特定のスレッドの整理。スレッドのリンクを添えて「このスレッドのアクションアイテムを教えて」と聞くと、探す範囲が絞れます。
- 向かない:複雑な計算やデータ分析。
- 向かない:多数のチャンネルやアプリをまとめて集計する質問。情報をたくさん集めてまとめる質問は、うまくいかないことがあります。
必要なプランと料金
- Slackを含むAIコネクターは、ビジネスとエンタープライズのプランで使えます。フリーとプラスにあるのは、お試しのAI応答だけです。
- ビジネスは年払いで1席あたり月20ドル、月払いで24ドルです。エンタープライズは要問い合わせです。
- AIは追加料金なしで使えますが、無制限ではありません。1席ごとに毎月1,500のStandardクレジットと500のSelectクレジットが付き、繰り越せません。使い切ると、管理者が許可しない限り、そのクレジットで動く機能は次のリセットまで止まります。管理者は、Notionクレジットを1,000あたり10ドル(月払いの場合)で追加できます。
- 新しいクレジット制は、既存のワークスペースでは2026年11月2日に始まります。
Notionの料金は米ドルかユーロで表示され、円建ての価格は公開されていません。円での支払い額は、為替によって変わります。
従来のSlack連携でできること
通知とページ作成が目的なら、こちらで足ります。
- Notionの更新をSlackで受け取る:「設定 → 通知」のSlack通知でアカウントを追加します。データベースのオートメーションやボタンからSlackチャンネルへ通知を送る機能は、有料プラン限定です。
- Slackのメッセージをデータベースに送る:Slackで「/notion create」を入力するか、メッセージの「⋮」から「Send to Notion」を選びます。タスクは「/notion task」で作れます。どちらもチャンネルでのみ動き、スレッドの中では使えません。
- リンクの展開:SlackにNotionのリンクを貼ると、内容が展開されます。NotionにSlackのメッセージのリンクを貼るときは、「プレビューとして貼り付け」を選ぶと、内容を表示できます。
手動ではなく自動でNotionのタスクにしたい場合は、Zapierなどの外部ツールでSlackのメッセージをトリガーにする方法もあります(はてなベースの解説)。
Slack中心のチームなら:Kipwiseという選択肢も
✅Slackで質問に答えてくれるAIなら、Kipwise
Kipwiseなら、Slack上での質問をAIが自動検出し、関連ドキュメントをその場で提案。チーム内の「これ、前にも聞かれたよね?」を減らせます。
Kipwise(キップワイズ) は、Slackと連携して使えるナレッジ共有・管理ツールです。Slack内での質問にAIが自動で回答したり、やりとりをそのまま社内Wikiに保存したりと、チーム内の情報共有を自然な流れで行える点が特長です。
最新の営業資料はどこにある?
最新の営業資料は、以下の場所にあります:社内共有ドライブの「営業資料」フォルダにあります。具体的なパスは「社内共有ドライブ > 営業資料 > 最新版」です。
会社の休暇ポリシーは?
社内ポータルにアクセスすると、今年の残りの休暇日数を確認し、希望する日付を選択できます。
Kipwiseの主な特徴
- /kipwiseコマンドで、Slack内から社内ナレッジをすばやく検索
- Slackの質問にAIが回答候補を提案し、即座に疑問解決
- 回答は自動でナレッジとして保存され、属人化を防止
- Google DocsやConfluenceなど外部ツールとも連携可能
- SlackからでもWebポータルからでも社内Wikiを追加・編集できる
Slack中心で業務を進めているチームにとっては、Notion AIよりも即時性と実用性に優れた選択肢となる場合があります。
Notion AIとKipwiseの比較
| 機能 | Notion AI | Kipwise |
|---|---|---|
| Slackでのナレッジ検索 | ✕ | ◯(/kipwiseで即検索) |
| AIによる自動回答 | ✕ | ◯(AI Answer Bot) |
| Q&Aの自動蓄積 | ✕ | ◯(Slack上で完結) |
| 文章生成機能 | ◯(高性能) | △(Wiki機能中心) |
| 外部連携 | ◯(多数のツール) | ◯(Google Docs等) |
まとめ: Notion AIは文章作成や個人の作業効率化に優れている一方、Kipwiseはチーム内でのナレッジ共有とSlack連携に特化しています。用途や業務スタイルに応じて最適なツールを選択することが重要です。
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よくある質問(FAQ)
Q1: Slackのプライベートチャンネルやダイレクトメッセージは検索できますか?
A: できます。ただし、組織で一括して接続するのではなく、Notionワークスペースのメンバーが各自で、自分のプライベートチャンネルとDMを接続します。検索に出るのは、そのメンバー本人がSlackで読める内容だけです。
Q2: 複数のSlackワークスペースを連携できますか?
A: 公式ヘルプに、複数のSlackワークスペースの同時接続についての記載はありません。Slack Enterprise Gridでは組織内に複数のワークスペースがあるため、接続前に正しいワークスペースを選ぶ手順になっています。Enterprise Gridで使う場合は、Notionの営業担当に問い合わせるよう案内されています。
Q3: セキュリティ面で注意すべき点はありますか?
A: 検索結果はSlackのアクセス権に従います。SlackとNotionのメンバーを対応づけ、各自の認証で動くので、本人が読めないチャンネルの内容は出ません。ゲストは使えません。また、NotionもNotionが使うAIの提供元も、既定では顧客データでモデルを学習しません。Slack Connectの例外は、上の「検索の対象になるもの、ならないもの」で説明したとおりです。
Q4: 連携解除や設定変更はどう行いますか?
A: Notionの「設定 → Notion AI」で、Slackの横の⚙️を選びます。対象の調整も、ここから行えます。解除するとSlackの内容はすぐに検索できなくなり、Notion AIで使われていたSlackのデータは、依頼から1日以内に削除されます。
Q5: 新しいSlackメッセージが検索に出るまでの時間は?
A: 最大3時間です。データ量が多いと、さらにかかることがあります。接続直後の最初の取り込みは、最大36時間です。
Q6: Notionエージェントの投稿は、誰の名前で出ますか?
A: 接続した本人の名前で出ます。ボットとしては投稿されません。参加しているチャンネルとDMにしか投稿できず、新しいDMを始めることもできません。
最初に試すなら
質問が多い3〜5個のパブリックチャンネルだけを接続し、36時間待ってください。そのあと、先週の議論の要約と、特定のスレッドのアクションアイテムを、出典つきで聞いてみます。出典を自分で確認できる質問から始めると、対象のチャンネルを広げてよいかを判断できます。
Slack のスレッドの中で聞ける AI エージェント
Kipwise エージェントは、Slack のスレッドの中で「本人として」動く AI エージェントです。一度メンションすれば、あとはそのスレッドに普通に返信するだけで会話が続きます。
- 「この件のドキュメントある?」:ナレッジベースを検索してページを読み、該当箇所と出典リンクを返します
- 「これ、まとめておいて」:スレッドの内容をページにまとめ、指定したフォルダに公開してリンクを投稿します
- 「この商談、交渉中にしておいて」:CRM の商談やチケットを本人として更新し、メモを残します
- 「毎週月曜にまとめて」:依頼を後で、または定期的に実行し、結果をチャンネルに投稿します
読めるのは本人が読めるページだけです。エージェントが書いたページ・コメント・回答は、すべて本人の名前で記録されます。
Notion を Slack から使うなら。Kipwise エージェントは、Notion のページとデータベースを Slack から検索し、承認のうえで書き込みます。Notion 連携を見る
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