ChatGPT Business(旧Team)活用ガイド:企業・チームでの導入事例と活用アイデア

ChatGPT Businessは、全員をStandard席で始めて、上限にたびたび当たる人だけをPremium席に付け替えるのがおすすめです。Premium席の月額はStandardの5倍で、席の割り当ては後から替えられるからです。Enterpriseが必要になるのは、Businessの上限である200席を超える規模か、請求書払いや会話の監査ログのような要件があるときです。
ChatGPTの法人向けプラン「ChatGPT Business」とは?
ChatGPT Businessは、旧ChatGPT Teamです。名称が変わっただけなので、「Team」と書かれた記事も同じプランの話です。1契約あたり2〜200席で契約できます。
| プラン | 料金(米ドル) | 対象 | 主な特徴 |
|---|---|---|---|
| 無料版 | 無料 | 誰でも | GPT-5.6 Luna使用可、機能制限あり。入力内容が学習に使われることがある(設定でオフにできる) |
| Plus | $20/月(月払いのみ) | 個人 | 入力内容が学習に使われることがある(設定でオフにできる)。チャットでは最上位の思考レベル(Extra High)とGPT-6 Proが対象外 |
| Business | Standard $25/月(年払い$20) Premium $125/月(年払い$100) | 企業・チーム(2〜200席) | 既定で学習に使われない、ユーザー管理、利用状況と上限額の管理、Extra HighとGPT-6 Proが使える |
| Enterprise | 要問合せ | 請求書払いや監査の要件がある組織 | 保存期間の管理、会話の監査ログ(Compliance API) |
Businessの価格は国や通貨によって変わります。プランごとに使えるモデルはOpenAIの対応表で確認できます。教育機関向けにはChatGPT Eduもあり、Business・Enterpriseと同じく入力内容は既定で学習に使われません。個人向けのPlusとの違いは、ChatGPTを社内で使うときの契約と入力ルールで説明しています。
席の選び方:StandardかPremiumか
Premium席は、StandardよりChatGPT WorkとCodexの利用量が多く、5時間の利用上限がありません。ただ、月額はStandardの5倍です。おすすめは、全員Standardで始めて、上限にたびたび当たる人だけをPremiumに付け替えることです。席はメンバーへの割り当てを替えられ、1つのワークスペースにStandardとPremiumを混ぜられます。
席代は固定でも、含まれる利用量を超える分は、ワークスペースのクレジットを追加で買う形になります。最初の月は管理画面で利用状況を見て、Premiumに替えるか、クレジットを買い足すかを決めます。
EnterpriseとBusinessの分かれ目
次のどれかに当てはまるときが、Enterpriseを選ぶ理由になります。
- 200席を超える規模:Businessの上限は、1契約あたり有料席200席です。それ以上は、Enterpriseの検討を案内されます。
- 請求書払い・発注書・銀行振込:Businessはセルフサーブのプランで、これらが要る場合は営業経由の契約型になります。Zero Data RetentionやBAAも同じです。
- 保存期間の管理、会話の監査ログ:Enterpriseの機能として案内されています。
どれも要件でなければ、Businessから始められます。日本国内でのデータ保存が要件でも、Enterpriseとは限りません。条件を満たすBusinessワークスペースには、日本国内のデータレジデンシーがあります(連携アプリの同期データも対象)。社内規程で保存場所が決まっている会社は、申し込む前に対象かどうかを確認します。
ChatGPTの業務効率化への活用事例
Businessの席で使える機能のうち、会社の情報に答えさせたり、定期の作業を任せたりするものを挙げます。
- 社内の情報に答えさせる:Company knowledgeは、接続したアプリ(Slack、SharePoint、Google Driveなど)の情報から、出典を付けて答えます。回答は、各ユーザーが見られる範囲に限られます。
- SlackやTeamsで頼む:管理者が導入すると、@ChatGPTにチャンネルやDMで質問、要約、下書きを頼めます。使えるのは、管理者がインストールして有効にしたチャンネルです。
- 定期の作業を共有する:チームタスクは、スケジュールやトリガーで動きます。たとえば、週次の進捗報告を決めたSlackチャンネルに投稿し、権限のあるメンバーなら、結果の確認と指示の修正ができます。
議事録の要約、広告文やSNS投稿案の下書き、コードの補助のような定番の用途は、席があればすぐ使えます。
ChatGPT導入の注意点
- 入力のルールと確認の体制:入力してよい情報の線引きと、出力を確かめる人の決め方は、ChatGPTの企業利用リスクで説明しています。
- ハルシネーション:事実と異なる内容が出ることを前提に、出力を自分で確かめられる業務から任せます。
ChatGPTと他ツール(Claude・Gemini・Copilot)の比較:ビジネス視点
| ツール | 個人向け料金 | 法人・チーム利用 | 備考 |
|---|---|---|---|
| ChatGPT | $20/月(Plus) | Business:Standard/Premiumのシート制 Enterprise:要問合せ |
SlackとTeamsに@ChatGPTを追加できる。APIは席に含まれず、別課金 |
| Claude | $20/月(Pro、年払いは$17/月) | Team:$25/人〜(年払い$20/人〜) | Claude Opus 5.5/Sonnet 5.5対応、日本語も強化中 |
| Gemini | 2,900円/月(Google AI Pro) | Google Workspace契約に含まれる | Googleツールとの統合性が強み |
| Copilot | 2,130円〜 | 月4,497円〜 | ExcelやWordなどMS製品に特化 |
ChatGPTを法人導入するには?始め方ガイド
- OpenAIの公式サイトから「Business」に申し込む(2〜200席。請求書払いが必要なら営業窓口へ)
- メンバーを招待し、StandardかPremiumの席を割り当てる
- 管理者が、接続するアプリ(Slack、Google Drive、SharePointなど)と、@ChatGPTを使うチャンネルを決める
- 入力してよい情報と、出力を確かめる手順を決めて共有する
- まず1チームで1か月使い、利用状況を見て席の種類を調整する
チームの社内Wikiに、ChatGPTのような賢さを
「その質問、また聞いてない?」
生成AIで情報を作るだけでは、チーム全体のナレッジにはなりません。
「誰かが聞くたびにまた答える」という状態を脱するには、社内に“賢いWiki”があることがカギになります。
AIが、忙しいあなたの代わりにSlack上の質問に回答します
最新の営業資料はどこにある?
最新の営業資料は、以下の場所にあります:社内共有ドライブの「営業資料」フォルダにあります。具体的なパスは「社内共有ドライブ > 営業資料 > 最新版」です。
会社の休暇ポリシーは?
社内ポータルにアクセスすると、今年の残りの休暇日数を確認し、希望する日付を選択できます。
「社内Wikiに書いてあるのに、また同じ質問をされた…」
Slackでよくあるこの悩み、Kipwiseなら解決できます。
KipwiseのAI搭載ボットは、Slack上の会話から質問を自動で検出し、社内ナレッジに基づいて即座に回答。
まるで社内専用のChatGPTのように、チーム内の情報共有をサポートし、知識の定着と自己解決を促進します。
Slackを活用するチームにぴったりな理由
Kipwiseは、Slackを中心にコミュニケーションを行うチームに向いているナレッジツールです。
- /kipwiseコマンドで、Slack上からナレッジの検索・作成が可能
- AIチャットボットが、社内ナレッジに基づいて質問に直接回答
- Q&Aのやりとりも自動でナレッジとして蓄積
さらに、Googleドキュメントやスプレッドシートとの連携もスムーズ。
UIもシンプルで直感的なので、テンプレートの知識やコードは不要。誰でもすぐに使い始められます。
Slackを日常的に使っているなら、Kipwiseは最適な選択肢のひとつです。

2席で始めて、1か月見る
管理者1人と、使い始める1人の2席でBusinessを契約し、1か月の使われ方を見てください。席は後から追加でき、割り当ても替えられます。管理画面で席ごとの利用状況を見て、上限にたびたび当たる人がいればPremiumに付け替え、いなければStandardのまま人数を増やします。
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